南方系地方劇 [梨園戲(南管戲)、瓊劇、歌仔戲、黃梅戲]
天仙配(黄梅戯)
1981年12月、香港新光戯院にて撮影



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天宮の玉帝には七人の娘があり、みな美人だったが、特に末娘の七女が際立っていた。七女は、天宮の寂寞に飽き足らず、姉たちと共に雲台に上って人間世界を盗み見たが、羨望に耐えなかった。この時、七女は、一人の貧乏な男が亡くなった父の墓の前に立って哀悼に沈んでいるのを目にした。この人物は、董永と言い、富家に身を売って父の葬儀の費用を工面したこともわかった。七女は、董永の朴訥さが気に入り、下界に降りて助けようと思い立つ。姉妹は、妹思いで、上の姉は、侍女の難香を七女に付き添わせた。七女は、姉たちと別れて、下界に降り立つと、土地神を呼び出して協力を求めた。自ら村娘に変身し、董永の通り道を塞いで通行の邪魔をする。董永は、紛糾を避けて、脇道にそれる。七女は、何度も同じように邪魔をした挙句、身寄りのない人間だからと言って、引き取って妻にしてくれるように頼む。董永は、窮するが、七女は、土地神を招く。結局、土地神の立ち合いで、二人は、槐樹の蔭の下で、夫婦となり、天地を拝する。

相傳天宮玉帝生有七女。各個俱美艷。尤以七妹最為出眾。因不甘天宮寂寞,與眾姐登上雲台偷觀人間,見人間不勝羨慕,時七妹見一窮人,立亡父墳前哀悼。知此人名喚董永,賣身喪父,使七妹愛其樸實,意欲下凡相助。姐妹情深,大姐贈以難香。七女拜別大姐等,來到凡間,招來土地相助,七女乃化村姑,攔董於途,董永怕惹是非,改走小路。七女數次作弄,作無依之人,請董永收留。並願與他成親。董永無奈,七女招來土地,在槐陰樹下,結為夫妻,交拜天地。