廣東劇(粵劇)
雷鳴金鼓胡笳聲
田仲 一成 撮影 1987年農曆正月三日,於三門仔。



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 趙の翆碧公主が国をお編める地位についたところ、斉国が急に攻め寄せてきた。翠碧公主は、秦に助けを求めた。秦は長安君(幼君)を人質に寄越すなら、出兵しようと答えてきた。翠碧公主は、幼君を人質に出すことは承知しなかった。大臣たちは、この条件を吞むように翆碧公主に諫言したが、公主は、峻拒し、これ以上、諫言するものがあれば、斬首して獄門にかけると宣言する。そのとき、司馬行田が、進み出て、有事の際は、義子の夏青雲がお役にたつであろうと進言した。青雲は、生まれつき硬骨の人で、宮廷に入ると処遇に不満を抱き、三度、剣鋏を鳴らして不平を訴えた。翠碧公主は、その英才を認め、 驃騎上將軍に抜擢した。また秦の要求を容れ、長安君を人質に送り、秦と連合して斉の侵略を防ごうとした。青雲は、国の命運を背負う。国境を出て戦いに赴く決意を述べるに当たり、翠碧公主は、自ら国境まで見送り、また剣と琴を贈った。司馬行田は、翠碧公主が青雲に一生を托そうとする気持ちがあることを見抜き、自ら媒酌を買って出て、二人は、とりあえず夫婦となり、青雲の凱旋を切望することになった。秦の荘王は、妃の落霞と共に、趙と連合して戦い、斉軍は潰走する。凱旋の日、荘王は、翠碧公主に会って、その姿色を見て、欲望を起こし、翠碧公主に秦王に降嫁するように迫り、もし要求を容れなければ、趙を滅ぼす脅迫した。翠碧公主は、国家の大事とあって、 拒絶せず、作り笑いをしてその場を収めた。青雲は、怒って、 閲兵台に闖入したが、翠碧公主は、青雲が私情に駆られて大局を誤ることを恐れ、青雲を上将から下級の将校に左遷する。青雲は、翠碧公主を自分を裏切ったと誤解するが、如何ともするすべはなかった。荘王が翠碧公主を連れて、秦に帰る日、青雲は、命を奉じて、十里の長亭まで見送った。翠碧公主は、琴を砕いて恨みを托し、青雲は、愛情も冷え切って、琵琶を抱いて涙をのんだ。このとき、司馬行田は、息子の如龍と共に、青雲に決起を促し、青雲も遂に意を決して,単騎、秦軍に突進し、翠碧公主を奪い返そうとした。行田は自ら軍民を率い、青雲に助勢し、傷病兵もみな決起した。笳聲の響く中で、青雲と荘王は死を賭して闘った。落霞は荘王が自分を捨てたことを恨み、助勢せず、ひそかに翠碧公主を釈放した。翠碧公主は、小高い丘の上から、二人の死闘を眺め、琴を弾いて青雲の励ました。青雲は、これを耳にし、翠碧公主の愛が消えていないことを悟り、勇気百倍し、遂に荘王を屈服させ、城下の誓いを成さしめた。秦兵は潰走し、 青雲と翠碧公主は、添い遂げる。

 趙翠碧公主新用事。齊急攻之。翠碧求救於秦。秦曰,必以趙諸長安君為質者,兵乃出。翠碧不肯。大臣強諫,翠碧明謂左右曰,有復言令長安君為質者,哀家必梟其首。司馬行田願見,欲使義子夏青雲得為國用。青雲天生傲骨。三番彈劍夾,翠碧慧眼辨英才。官拜驃騎上將軍。復使長安君質秦,合兵拒齊。青雲遂肩興亡之責。雄關誓師之日,翠碧親臨送別。復以劍琴相贈。行田知碧有托終身之意。乃為媒,為青雲撮合,寄望歸旋。秦莊王與妃落霞,與趙聯師,齊潰。旋歌之日,莊王見色起心,威逼翠碧下嫁。否則亡趙殺諸為挾。碧以家國為重,強顏色笑。青雲怒闖聚英台。碧恐雲誤大局,故貶為戟郎。雲誤碧負義。徒喚奈何。莊王偕碧歸秦。雲奉命相送,十里亭前,碧碎琴寄恨,青雲萬念俱灰。抱短弦洒淚。行田與子如龍,百般鼓勵。雲終復振雄心,單騎奪美。行田親率軍民助陣。傷病皆起。笳聲響處,雲與莊王殊死戰。落霞恨莊王遺棄,不復助紂為虐。暗釋翠碧。碧高崗觀戰。籍琴音寄意。雲知碧仍存愛念,勇如怒虎,終伏莊王。逼訂城下之盟。秦兵潰退,碧與青雲,有情人終成眷屬焉。