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廣東劇(粵劇)

春風吹渡玉門関

(南紅、羽佳主演)
1979年農暦三月廿三日、香港赤柱天后廟  田仲一成撮影


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 唐徳宗の時、左丞相、容光の息子、容可法は、退職した侍郎、沈漢の孫娘、沈秋嫻と人知れず、恋仲となり、二人は、沈家の深閨で結ばれる。 しかし一度の情交で、秋嫻は、妊娠してしまう。 ある日、二人は、相談し、可法が急遽、家に帰り父に事の次第を告げて、秋嫻を妻として家に迎えることにした。 しかし、可法が去ったあと、父の沈漢があわただしく帰宅して、秋嫻に告げるには、徳宗に召しだされて宮廷に参上したところ、皇帝の甥、李浩が秋嫻を見初めて妻に娶りたいと皇帝に訴え、皇帝も認めて秋嫻を皇妃とするという話。 沈漢は、娘が皇族に嫁げば、一門の栄華を望めると、考えたが、秋嫻は、驚いて、可法との仲を自白する。 一方、徳宗の娘(公主)、李冰妍は、可法を慕っていて、徳宗は、可法を娘婿(駙馬)に迎えることを決める。 かくして、二人は仲を引き裂かれ、秋嫻は、宮廷に入って李浩の王妃となり、可法は、李冰妍の駙馬となる。
 李冰妍は容家に入り,可法の妻となってから、間もなく妊娠する。 徳宗は生まれてくる子に皇位を継がせる意向を示す。 李冰妍は、喜ぶが、可法は、妻の冰妍が皇帝の威を借りて、父母(舅姑)を軽んずるの見て、怒りのあまり、蹴り倒したため、流産になる。 李冰妍は太医を呼び、外の嬰児を連れてきて夫や舅姑をごまかそうと図る。 たまたま、李浩の妻として入宮がきまった秋嫻は、臨月を迎えていて、男児を産み落とす。 嬰児を探していた太医が引き取り、李冰妍に渡し、敏児と命名されて、容家で育つ。 可法は、敏児が実は、秋嫻の子であることに気が付かない。 六年後、李浩は、妻の秋嫻が不義の子を産んでいたことを知り、野外に追放する。 敏児は、秋嫻が母であることに気づき、父の可法と共に野外を探し、遂に母を見つけ出し、親子三人は、初めて再会する。 その時、たまたま、胡人が攻めてきて、皇親李浩は、公主李冰妍と共に出陣してこれを防ぐが、虎狼谷に包囲されて困窮し、李冰妍は戦死する。 可法は、秋嫻と共に義兵を募り、囲みを解いて敵を殲滅する。 皇帝は、可法、秋嫻の忠節勇戦を賞し、秋嫻に冰妍の後を継がせて、可法と結婚させ、六年間隔てられていた夫婦親子は、ようやく団円を得るに至る。

 唐德宗時,左丞相容光之子容可法與退休侍郎沈漢孫女沈秋嫻暗戀,二人春關一度,秋嫻已荳蔻胎含,一日正約可法商量,法亦允回家禀父,迎娶過門。 可法去後,沈漢匆匆返家告嫻,謂德宗宣召上朝,乃為皇侄李清慕嫻艷美,已請聖上為媒,冊為皇妃。 自以為有女得配皇親,一門光顯耀為幸,嫻聞言不勝驚駭,迫將與可法私戀事說出,沈聞說,嫻未嫁先孕,幾乎氣倒。 沈謂;德宗同時已封可法為駙馬,容光亦答允迎公主李冰妍與可法成親。 二人不得不分別,秋嫻與皇親婚為王妃,可法也跟公主婚為駙馬。
 李冰妍嫁入容門,成為可法之妻,不久懷孕。 德宗得知,給她告知將來讓麟兒繼承皇位,李冰妍歡喜不已,但可法由於冰妍驕慢之餘,忽略公婆之緣故,一時發怒,將她踢到,導致她小產。 冰妍跟太醫商量,採取魚目混珠之計,外求嬰兒,假裝生子,誆騙夫主公婆。 秋嫻此時相逢臨盆之時,產下可法之子,拋棄野外,太醫將他看作奇貨,抱起而去,讓他代替填補為冰妍死產兒子。 此而命名敏兒,生長在李冰妍與容可法之膝下。 但可法毫無知道敏兒為自己與秋嫻的兒子。 六年經過,李浩得知秋嫻結婚以前產下私生子,發怒而放逐她於郊外。 敏兒早就覺得秋嫻親生母親,就跟可法一起,去找她於郊外,遂於發現,夫妻母子至此才得到聚會。 屆時胡人侵犯國境,皇親李浩與公主秋嫻率領兵卒,出陣而戰。 但不幸,二人都在 虎狼關被胡人圍住,李冰妍殉國而死。 容可法與沈秋嫻,面臨國難,招募義兵,突破重圍,解放重圍,殲滅敵人。 朝廷嘉獎其功績,允許秋嫻接木於冰妍,讓二人結婚,得到團圓。