データベース → 中国祭祀演劇関係動画トップ → 

寶蓮燈

(1979年12月 田仲一成撮影)

劉彦昌は、科挙の試験を受けに都に上る途中、暇つぶしに華山の聖母廟を見物に出かけた。廟で聖母像を見て、その容姿の端麗さに惹かれ、壁に詩を題して思慕の情を示した。 聖母もその情に感じ、降りてきて、愛情の証に自らの身につけていた沈香の帕を彦昌に贈り、二人は結ばれる。ある日、聖母と彦昌は連れ立って、花を賞で歌舞を楽しんでいたとき、聖母の兄、楊二郎が天から降ってきて、彦昌に華山から下りるように脅迫した。聖母は、劉彦昌との別れに忍びず、二郎に二人の仲を許してくれるように懇願したが、聴き入れらず、やむなく、悲痛をこらえて、侍女の霊芝に宝蓮灯を授け、その霊力にたよって、山を下る彦昌を護送させた。二郎はまた聖母を捕えて天界に帰らせようとした。幸い、そこへ霊芝が駆け戻ってきて、宝蓮灯をかかげたため、二郎はその霊力に抗しえずに敗走する。しかし、二郎は、聖母が子供を生むために産屋にこもっている隙をねらい、吼天犬を使って宝蓮灯を盗み出させる。神灯を失った聖母の命運はここで尽きる。覚悟を決めた聖母は血書を書き、生まれた子の沈香を霊芝に託して、劉彦昌にとどけさせる。

寶蓮燈 1/5  (↓クリックしてスタート)


寶蓮燈 2/5  (↓クリックしてスタート)


寶蓮燈 3/5  (↓クリックしてスタート)


寶蓮燈 4/5  (↓クリックしてスタート)


寶蓮燈 5/5  (↓クリックしてスタート)