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守揚州

( 田仲一成撮影)

宋の皇太子と母后は、元軍に捕えられ、元軍は長江を渡河する。揚州は包囲されて三年に及び、城内は糧食が尽きてきたが、守将、李庭芝は城兵を指揮して元軍に抵抗していた。 李庭芝夫人の王氏も湖北で元軍に捕えられる。庭芝は、真夜中にひそかに兵を率いて瓜州に行き皇太子と太后を奪還しようとする。太后は元軍に脅され、李庭芝に向かい、元軍に投降するように勧告する。宋を裏切って元に就いた李虎も、庭芝の妻王氏に、元に投降するよう夫に勧める手紙を書くように強要するが、王氏は、夫に「自分にかまわず敵と戦うよう」激励する手紙を書き、李虎を打つ。元軍は、揚子橋頭に鼎闌を設置し、王氏を引き出して、処刑の準備をし、これを城内の庭芝に見せて、夫人の命と引き換えに投降を迫る。庭芝は動ぜず、夫人も自ら鼎闌に跳び込み、命を絶つ。一方、宋将、姜才は兵糧を城に運び入れようとして、元軍に阻止される。元軍は、四方から城に迫り、統帥阿宝は、太后に命じて、城に入って投降を勧めさせるが、庭芝に追い出される。かねてから投降を企んでいた朱煥は、姜才が傷を負ったのを見て、これを救う振りをして、城門を開けて外に出、敵に降る。混戦の中で姜才は戦死する。李庭芝は一人、重囲を衝き奮戦する。朱煥は、元の兵を率いて庭芝を追う。庭芝は、馬が泥濘に陥り、やむなく馬を棄てて徒歩となる。そこへ朱煥が近づき、投降を迫ると、庭芝は剣を抜き、一突きで朱を刺し殺し、自らも自刎して国に殉ずる。

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