潮州劇
《劉明珠審玉芝蘭》明
田仲一成撮影;1980年農暦八月十一日、香港東頭村潮僑盂蘭勝会にて、昇芸潮劇団上演。



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 明嘉靖帝の弟、朱玉涛(道王)、勢威を傘に着て悪逆を働く。外臣孫文奇の娘、玉燕が宮中に入る行列を途中に襲い、孫を殺し、玉燕を奪う。 劉明珠の夫、陳春蘭は微服して道王の御苑に潜入する。これを知った玉涛は自ら禁衛の兵を率いて逮捕しようとする。 進退窮まった春蘭は玉涛の娘朱桂紅の居所に闖入する。桂紅は春蘭を匿くまい、二人は情愛を交わす。 しかし、春蘭は病気で急死、桂紅は遺体を御苑に埋める。十個月後、桂紅は双子の男子を生む。 桂紅は、血書と玉芝蘭を嬰児に結び、宮女に明珠に届けさせる。途中、海瑞に逢い、嬰児を路傍に置き去りにする。 海瑞は双子を連れ帰り、義子として、俊英、俊卿と名づけて育てる。十五年後、劉明珠の誕生祝いに海瑞は双子を連れて祝いに行く。 明珠は春蘭の所持していた家宝の玉芝蘭を双子が帯びているのを見て、海瑞を夫殺しの犯人と見て、刑罰を加える。 のち、海家の乳母が血書を差し出し、桂紅も昔のいわれを自白したため、明珠も双子が春蘭の子であること、それもすべて道王の悪逆が招いたことであることを知る。 そのとき、道王は江西王に左遷されていたが、明珠は嘉靖帝に奏し、腹心の蕭瑞蒙を派遣してこれを除く許可を得る。蕭は智謀を用いて、道王を打ち殺す。

 明嘉靖年間、明帝之弟朱玉濤(道王)橫行霸道無惡不作。時明帝選美,外臣孫文奇、帶女玉燕進宮,不料途中被玉濤強搶為妃,並將其父活活踢死。劉明珠之夫陳春蘭,暗入玉濤深院,查訪玉燕下落。被玉濤發覺,危急之際,幸玉濤之女朱桂紅救入閨房,方免一死。男女同室,情深意篤。一夜春風,春蘭卻染重病身亡。為避人知,將屍首埋於後園。桂紅結胎十月,降生二子。桂紅怕人非議,命婢女伴雲將二兒抱往陳腐。適遇海瑞巡夜,發現二兒,収養府中。取名俊英、俊卿。十六年後,海瑞帶兒到劉府祝壽。比武之間,劉明珠不意在英、卿身上發現其夫之傳家寶玉芝蘭。大為震驚。急見海瑞問明原委。一經查證,方知其夫于桂紅房中,劉即帶婢入宮仇殺朱桂紅。桂紅痛述十六年前原由,明珠大悟,隨與桂紅母子相認。悲喜交集,合家團聚。明珠得知此事都由道王惡虐使之然爾,向嘉靖帝奏請,派遣部下蕭瑞蒙除之,蕭用謀打死之。