データベース → 中国祭祀演劇関係動画トップ →(1982年、田仲一成 撮影) |
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本動画は、1982年旧暦十月廿三日より廿七日まで、香港新界東部,龍躍頭鄧氏村において、挙行された十年一度の太平清醮の記録である。儀礼は、広東正一派道士団、演劇は威宝粤劇団(梁漢威・鄭幗宝))が担当した。
祭祀は、この村の住民のほとんどを占める鄧氏一族の宗祠、鄧萃雲堂の中に醮壇(三清殿)を設け、隣接する天后廟の前に演劇用の舞台(戯棚)を作る。平面図を示すと次の通りである。
這動畫1982年農曆十月廿三日至廿七日在香港東邊龍躍頭村(鄧姓)舉行的太平清醮的録像。儀式是由廣東正一派道士陳華主持的,戲劇是由威寶粤劇團(梁漢威、鄭幗寶)演出的。祭祀是在這村大姓(全村占90%)的祠堂(萃雲堂)之中所設的三清壇前舉行,而戲劇在天后廟前面所設的戲棚上演出的。其布置如下。 |
また日程は、三日四夜で、その細目は、次の通りである。
祭祀的日程爲三天四夜,其細節用表格來表示,如下。 |
日程 (農歴) | 時 | 道 士 儀 礼 | 演 劇 | 郷 民 | |
---|---|---|---|---|---|
午 前 | 刻 | ||||
前1晩:十月廿三日 | 凌 晨 | 5:45 | 取水 | 開始斎食 | |
5:50 | |||||
上 午 | 6:10 | 揚旙竿 | |||
下 午 | 1:30 | 迎神登壇 | |||
4:30 | |||||
5:00 | 啓壇・上第3表 | ||||
6:50 | |||||
晩 上 | 8:00 | 粤劇第1夜 | |||
12:00 | |||||
第1日:十月廿四日 | 上 午 | 8:35 | 早朝(一早)揚旙 | ||
9:50 | |||||
10:00 | 礼 懺 | ||||
10:45 | |||||
下 午 | 0:25 | 午朝(一早) | |||
1:25 | |||||
2:00 | 粤劇第1日 | ||||
4:30 | |||||
3:00 | 礼 懺 | ||||
3:24 | |||||
4:00 | 晩 朝 | ||||
4:40 | |||||
晩 上 | 8:00 | 粤劇第2夜 | |||
12:00 | |||||
8:30 | 礼 懺 | ||||
8:50 | |||||
9:30 | 分 灯 | ||||
10:30 | |||||
10:40 | 打 武 | ||||
11:20 | |||||
11:27 | 禁 壇 | ||||
12:30 | |||||
第2日:十月廿五日 | 上 午 | 8:30 | 早 劾(二早) | ||
9:30 | |||||
下 午 | 0:20 | 午 朝(二午) | |||
0:40 | |||||
1:10 | 啓 榜 | ||||
4:35 | |||||
2:30 | 粤劇第1日 | 天妃送子 | |||
4:30 | |||||
4:37 | 晩 朝(二晩) | 徒 | |||
5:20 | |||||
晩 上 | 8:00 | 粤劇第3夜 | |||
12:00 | |||||
8:55 | 礼 懺 | ||||
9:20 | |||||
9:36 | 小 幽 | ||||
10:10 | |||||
10:20 | 迎 聖 | ||||
12:00 | |||||
第3日:十月廿六日 | 上 午 | 8:30 | 早 朝(三早)・礼懺 | ||
11:00 | |||||
下 午 | 0:35 | 午 朝(三午) | |||
1:00 | |||||
1:05 | 礼 懺 | ||||
1:20 | |||||
2:00 | 粤劇第3日 | ||||
5:00 | |||||
2:15 | 頒 赦(走文書) | ||||
3:25 | |||||
3:35 | 慧 伏 | ||||
3:50 | |||||
4:10 | 晩 朝(三晩)・謝旙 | ||||
5:00 | |||||
晩 上 | 8:42 | 礼 懺 | |||
9:10 | |||||
8:00 | 粤劇第4夜 | ||||
12:00 | |||||
9:40 | 大 幽 | 開始斎食 | |||
11:40 | |||||
後1日:十月廿七晩 | 上 午 | 10:40 | 酬 舞 | ||
11:00 | |||||
11:35 | 送 神 | 天后・諸神帰還 | |||
12:00 | |||||
下 午 | 1:35 | 拉鴨扒船 | 逐戸収回瘟疫 | ||
5:40 |
以下、道士儀礼の節目に従って、平面図と動画を示す(但し、平面図を欠くものもある)。 |
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1 啓壇―通表 (前一日;旧暦十月廿三日)午後5時、総額開始。道士5名、縁首15名、三清殿前に集合、5時20分、禮生1名、道士を1名づつ鏡の前に誘導し、衣を粛え冠を整えしむ。次いで縁首もこれにならう。続いて、高功道士が、黄紙に朱書した拝表を読み、噴水して場を清め、壇を啓く。ここで、村人全員の名を列記した表文を読む。既に農暦二月十八日に第一回、八月所十日に第2回を奏上しているので、今回が第3回となる。戸主430名、家族を含め、4000名の名を呼び上げ、天の加護を求める。読み終わって、表文の人名に鶏の血を点じたあと、これを紙製の功曹使者(騎乗)に結び付けて焚化して天上に送る。 1 啓壇、上第三表(前一天:農曆十月廿三日) 下午5時樂師開鑼。道5名,縁首(郷民的代表,鄧族壯丁)15名,集合在三清壇前,整列占位。5時20分,禮生1名,將道士1名帶到水盆及鏡頭前,讓他洗手,肅衣整冠後,歸位等候。他對於5名道士和15名縁首都讓這様作。道士們就舉行開壇科儀,高功道士將黄紙上朱寫的表文向天上朗讀,噴水而浄化醮場。這表文之中,開列着戸主430名,其家屬4000名的全郷姓名,道士逐一朗讀下去,向天上玉皇要求庇護。早就農曆二月十八日和八月初八日,已經奉上過一様的表文,這次就算第3次了。因此這叫做“上第3表”。道士們將許多人名共同分擔念完以後,用公鶏血點朱於各人名上,將表文結在騎馬的功曹使者(都是紙造的),焚化而送到天上。 |
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2 白虎(正一日:旧暦十月廿四日)晩濃7時50分、戯台中央に財神(白面、紅臉、長髯)登場、剣を揮う。そこへ黄色の白虎登場、財神は卓上に立ち、剣を上げて、虎を見下ろし、隙をうかがう。やがて財神は卓上から飛び降り、虎を襲う。虎は。後ろ足で立ち、財神と戦う。格斗数合ののち、財神が虎を組み伏せ、鎖で縛って退場する。 2 白虎(前一天:農曆十月廿三日)晩上7時50分。戲臺上出現了財神,白面上畫着紅色臉譜,長髯,揮着手中大劍。接着出來了身爲黄色的老虎。財神站在卓子上,俯窺白虎動静,一會兒財神從桌上跳下,跟老虎格鬥。老虎也用後腳站起來,迎戰財神。兩者格鬥幾次,財神克勝,將老虎用鎖捕縛,騎其背上而下場。這叫做“白虎”。初次蓋建戲棚時,會驚動地下的煞神,而引起他的怒氣,如果没有鎮壓他,戲臺上演員會碰上意外,因此爲了堤防事故,戲人予先做這類儀式。老虎代表地下的凶神,所以稱爲白虎,是五行方位之中,老虎住在白色的位置(西方)的縁故。 |
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3 早朝(正一日:旧暦十月廿四日)朝8時30分、道士は縁首を率いて、村の周囲の3箇所に設けられた幡竹(孤魂を招く目印)をめぐり。供物を捧げる。これを朝、昼、晩の3回、毎日行う。早朝、午朝、晩朝という。道士、縁首は先ず、三清殿前に集合、道士は禮懺を読む。終わって、第一幡→第二幡→第三幡→張天師壇→神棚→大士壇→城隍壇→厨房→福徳正神の順に巡回し、道士は経典を念じ、縁首は礼拝して、供物を捧げる。 3 早朝(正一天:農曆十月廿四日)早上8時30分,道士們率領縁首,游行於村外三所招孤魂的標幡(竹杆),施與食物而念經。巡游之後,回到壇前做早朝科儀。巡游的秩序是:第1幡→第2幡→第3幡→張天師壇→神棚→大士壇→城隍壇→厨房→土地神。這科儀,毎天做3次,早上,午刻,晩上,各自稱爲早朝、午朝、晩朝,連續念下三元寶懺。3天念完。 |
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4 分灯(正一日:旧暦十月廿四日)晩刻、9時30分、暗闇に光明を招き入れ、陰に包まれた世界を陽に転ずる儀式。道士3名、縁首15名。道士は歌唱しながら、玉磬と金磬を打ち、二十四回、繰り返し、天界の上帝に捧げる。ついで、道士は、蝋燭を持って歌い、蝋燭に神符をかざす。炉に配置した蝋燭の全てに点燈し、15名の縁首に一本づつ手渡す。縁首はこの蝋燭を持って壇上の香炉に挿す。壇上は。急に明るくなり、多数の蝋燭がきらめいて。華麗な情景が現出する。10時30分、修了。 4 分燈(正一天:農曆十月廿四日)晩刻9時30分,做分燈儀式。就是向黒暗之世界將光明招入的儀式。道士3名率領縁首15名,唱着歌詞,互相打奏玉磬與金磬,反復二十四次,向天上諸聖奉上音樂。之後,道士手持蠟燭而歌,將神符用蠟燭燈光浄化。接着道士將插在金爐裏的蠟燭給縁首們頒布,毎人一枝。縁首將這枝蠟燭插在壇上的香爐之中。壇上因之忽然明亮。顯出光明之世界。10時30分做完。 |
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5 打武(正一日:旧暦十月廿四日)5嬉冷(屎匯晩:滴煽噴埖悒膨晩)晩国10時40分、道士1人が壇内に侵入する鬼と戦う「打武」をおこなう。5種にわたる。 1) 紅纓槍 2) 火蓆 3) 火球 4) 火流星 5) 火盆 以上は、道士が鬼と闘ってこれを壇から追い出す儀礼である。
5 打武(正一日:農曆十月廿四日):這是道士跟要進入神壇内部的魔鬼們格鬥而趕走他們的演出。半夜由一個高度練功的道士在祠堂院子裏表演。連續演出下面5個節目 |
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6 禁壇(正一日:旧暦十月廿四日)
神々を迎える醮壇を鬼や不浄から守り、外界から遮断する結界の儀礼である。 6 禁壇(正一天:農曆十月廿四日):這是禁止魔鬼進入醮壇而保護其潔浄的儀式。高功道士朗誦開列全部郷民姓名的意文。向空中地吊下的洞案用鶏血點朱,向四方噴水(敕水)以浄化醮壇。接着從壇上的升器裏抜出旗幡而將它挂在肩膀上,右手持着法劍,劍尖貫徹護符,將它接到壇上的蠟燭,與紙錢一起焚化。這様動作,在五方(東南西北中)做,據此鬼門關上,壇内被浄化爲“聖域”了。半夜0時30分結束。 |
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7 啓榜(正二日:旧暦十月廿五日)これは村人全員の名を天界に伝え、保護を求める儀式である。この祭祀の村人側の一つのクライマックスといえるもの。午後1時10分、道士5人、縁首〔村人代表〕15人、左右に対面して整列し、一人づつ出て、鏡台と盆の前で衣冠を調える。終わって道士たちは、村人全員の姓名を書き連ねた「榜文」の末尾に署名し、縁首団に引き渡す。縁首団は、「榜文」を頭上に差し上げて、門外に出、祠堂の壁面に貼る。末尾から順次に巻物になっている「榜文」を順次に展開しながら、壁面に糊で貼っていく。書かれた人名は2000名に達する。このとき、戯台では、「天妃送子」を演じて、子孫繁栄を祝う。 7 啓榜(正二日:農曆十月廿五日):這是將全部郷民的姓名向天界報道而懇求其庇佑的儀式。建醮祭祀之中,可謂是最爲高潮的部分下午1時10分,道士5名,縁首15名對面排列,一個一個赴水盆和鏡頭前面,作肅衣整冠之禮。道士們將開列郷民姓名的榜文(長達數十公尺)叠在桌子上,一個一個在其末尾簽名,然後將它給縁首們提交。縁首們將它在頭上抬着,走出門外,到祠堂墻壁前面,貼在墻上。榜文上,逐戸寫着所有家屬男女的名字,一共有2000名。屆時戲臺上由戯人演出“天妃送子”慶祝子孫繁榮。結束後,在祠堂院子裏請客會宴。 |
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8 小幽(正二日:旧暦十月廿五日)
孤魂に食を施す小規模な儀式。午後8時55分、判官2人と売雑貨2人の人形を路傍に並べておき、その前に儀卓を置く。人形と儀卓の間に土盛りをし、その両側にワラを敷く。道士1人、儀卓前に坐し、縁首は後ろに従う。楽師は縁首の後部に控える。 8 小幽(正二日:農曆十月廿五日):這是向孤魂施與少量食物的儀式。將判官2名,賣雜貨2名的紙像放在地上,前面間隔10公尺着儀桌。紙像和儀桌之間,堆積兩行土堆,其中間撤滿稻藁。道士1名站在儀桌,縁首坐在其後面。樂師占位於縁首後面。道士念經後,縁首將小蠟燭樹在土堆和稻藁之間。道士從桌上香爐之中拿取香枝而揮。又從斗器之中拿取小幡而揮。這是招孤魂的科儀。至此,縁首將紙錢撤在稻藁上,之後將桌上的米飯撤在土堆和稻藁上。接着,點火小蠟燭,而焚化紙錢。晩上10時30分結束。據習慣,道士跟判官和賣雜貨作問答及講話,但這時省略而没演作。 |
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9 迎聖(正二日至三日:旧暦十月廿五日至廿六日)
天界の統治者たる玉帝を迎える儀礼。道士儀礼のクライマックス。醮壇の外の中庭に迓聖牌門を設け、儀卓に五具足を置く。庭の中央に5個の円卓を横に並べる。中央の円卓に三清も神位を置く。その右隣の円卓の上には天后像を、最右端の円卓の上に「北斗九皇宮表函」を置く。三清の左隣の円卓の前に城隍像、最左端の円卓の上には諸神位牌板を立てる。 9 迎聖及禮斗(正2日:農曆十月廿五日至廿六日半夜):這是恭迎天界最高神明玉皇大帝的儀式,是道士醮禮之中的核心部分。三清壇外,祠堂院子之中,設立迓聖牌門,儀桌前面排置五具足。院子中央排列5張圓型桌子。其中間3張桌子上,將三清神位安置。其右邊的桌子上安置天后像,更右邊的桌子上放着北斗九星宮表函。三清的左邊放着城隍像,更左邊放着開列諸位郷神的牌板。晩上10時40分。道士3名,縁首15名,向迓聖牌門整列,高功道士站在椅子上,朗誦寫着全部郷民姓名的意文。之後,次首的道士唱歌10分鐘,至此,迎聖儀式的前段結束。 |
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ここで迓聖牌門を撤去、替わって数個の方卓を並べ、上を白布で覆い、法橋を作る。 道士は縁首を伴い、九皇表函の前に整列、表文を読む。約1時間、表文を功曹馬に結び焚化する。午後11時40分終了。これは「礼斗」の儀礼である。 接着作禮斗儀式。撤去迓聖牌門,排列方桌,其上面覆蓋白布而作法橋。道士率領縁首,在”北斗九星表函”前面整列,道士朗誦表文,1個小時念完,就把表文放任表函,結在騎馬的功曹使者紙像而焚化。晩上11時40分結束。 |
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道士2名、法橋の両側に登場。一人は払子を持つ礼生、主道士は椅子に坐す。礼生は鼓手と問答歌を歌唱。ついで礼生は法橋の端に置いた盆をもち、盆上の花を縁首に手渡す。主道士は、三清神位を法橋の上を滑らせて、原位置に回帰させる。真夜中0時過ぎに終了。
這是迎聖儀式的後段。道士2名,在法橋兩邊上場。一個是拿着佛子的禮生,高功道坐在椅子上。禮生跟鼓手作問答而歌唱。接着禮生將放任法橋尖端的盆子拿起來,交給縁首。縁首捐錢,將它放在盆子裏。高功道士將三清神位法橋上滑下去而讓它回歸三清壇内的原位。午夜過一些,結束。 |
10 赦書[走文書](正三日:旧暦十月廿六日)午後2時15分開始。張天師壇の前に彩色の大功曹馬を置く。道士1人、縁首を従えて壇に礼拝。道士は意文を読む。読み終わると、村人の一人、功曹馬を肩にかつぎ、村中を駆け回る。約20分にて帰還。道士は、功曹馬に結んである赦書をとり、椅子の上に座り、これを読む。赦書には村人全員の名が書いてあり、約30分をかけて読了。これを功曹馬に結び付けて焚化する。 10 赦書(正三日:農曆十月廿六日):這是爲了向天界懇求赦免郷民從前有意無意地所做的罪惡而作的重要儀式。下午2時15分開始,先將騎馬的功曹使者紙像放任張天師像前面。道士率領縁首,念意文。念完,就一個年輕村民將功曹馬挑在肩膀上,向郷村裏面跑出去。他跑遍郷村全域之後,跑回到醮壇。道士將結在功曹使者的赦書(黄祗朱書)拿取來,坐在高椅子上,開始念誦,念30分才結束。然後將赦書再結在功曹馬而焚化。届時樂師打奏粤劇“六國封相”的音樂,顯出熱鬧。 |
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11 放生(正三日:旧暦十月廿六日)路傍に儀卓を置き、その前に鳥籠を置く。道士1人、縁首とともに鳥籠の後ろに2列横隊に整列する。道士は科書を読み、続いて意文を読む。読み終わって、鳥籠をとり、水をかけ、米をまく。ここで、道士は、縁首に鳥籠を渡し、路傍の叢林に鳥を放たせる。3時50分、終了。 11 放生(正三日:農曆十月廿六日):下午3時,村路傍邊放儀桌,前面放着鳥籠。道士1名率領縁首,整列在鳥籠後面。道士念誦科儀書,接着念意文,念完後,手持鳥籠,向它噴水,撤放大米。道士將鳥籠交給縁首,讓他們打開鳥籠,向路傍叢林放出。3時50分結束。 |
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12 大幽(正三日:旧暦十月廿六日)午後9時、大士王像を野外に運ぶ。これに平行して、方卓を並べて高台を作る、この上に儀卓を置き、周辺に椅子を配する。高台に対面して、小幽に用いた「判官」「売雑貨」を置く。その前に二列に土盛りを作り、これに多数の小燭を立て、紙銭を散布して堆積を作る。また高台の後ろに楽師席、縁首席を置く。9時40分、三清殿での儀礼を終えた道士5名は、縁首を従えて野外に至り、道士は高台に上る。高功は「普施科」を読み、印呪を結んで、孤魂を超度する儀礼を行う。約1時間で終了。縁首は大士王像を土盛りの前に移動し、小燭に点火、紙銭にも点火する。焚化が終了すると、米飯を撒き、儀卓上の供物をすべて散布する。次いで、大士王像を東西南北に回転させ、四方の孤魂の襲来を警戒する。終わって、大士王像を土盛りに燃える火に投入して焚化する。午後11時40分、終了。これでこの太平清醮の最後のクライマックス行事を終える。 12 祭大幽(正三日:農曆十月廿六日);這是給孤魂施與大量食物的儀式,建醮祭祀的核心部分。晩上9時,將大士王巨像搬到村外空地、大士王前面設置高臺。高臺上放着儀桌,周圍排椅子。道士們先醮壇裏作大幽科儀後,一起到空地來,上高臺,坐在椅子上。高功道士念誦普施科,印咒指詇,超度孤魂,做1小時而完。縁首將大士王像搬到施食地點,這裏排列兩行土堆,其間撤滿稻藁,樹立許多小蠟燭,縁首們撤滿食物於其間,點火而焚化紙錢和紙衣,最後把大士王巨像也點火而焚化。至此,三天四夜的建醮祭祀圓滿做完。 |
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13 送神(後一日:旧暦十月廿七日)午前10時40分、道士1人、縁首を従えて神棚を拝する。祠堂門外に城隍像、迓聖牌門、大榜などを積み上げて堆積を作る。その前に儀卓を置き、金猪を供え、道士が科書を念誦する。午前11時、意文、など祭祀に用いた紙類をすべて堆積に投じ、焚化する。 13 送神(後一日;農曆十月廿七日):這是將醮期之間光臨的神明奉送的儀式。上午10時40分,道士1名率領縁首,拜禮神棚。祠堂門外將迓聖牌門、城隍像、文等堆積,其前面放着儀桌,奉供金猪,由道士念經,11時,將意文等祭祀裏用的紙器之類都仍到堆積之中,一起焚化而終。 |
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14 扒船(後一日:旧暦十月廿七日)紙製の小舟をもつ少年1人と同じく紙製の小馬を持った少年1人、道士と縁首に先導されて、村の各家を回る。各家の主婦は、茶碗に入れた鶏毛と麻豆(穢物を象徴する)などを小舟の中に空ける。少年はこれを籠へ入れる。巡回すること4時間、郊外の空き地で、籠とその中身を焚化する。 14 扒船(後一日:農曆十月廿七日):這是借着醮期隆重起來的神靈的功徳,將村裏的惡鬼趕走的儀式。道士和縁首開路,少年2名,一個手持着紙造的小船,一個手持着小馬,巡游村落,訪問各戸,収拾穢物。各戸主婦在門口等候,少年來時,將象徴惡疫的鶏毛和麻豆等倒在小船之中。少年把這些倒在竹籠裏,挑倒村外空地而焚化。 |
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